交通事故後に人が変わったようになってしまったら

ご家族や友人で、交通事故で頭部に強い衝撃を受けた方の中に、

人が変わったようになってしまった方はいらっしゃらないでしょうか。

 

次のような症状で思い当たることがあれば、高次脳機能障害かもしれません。

 

もの忘れが多くなった

言葉がでてこない

怒りっぽくなった

 

人の認知する能力や、人格に関わる脳の機能が損なわれることによって、

認知障害や人格変性が生じ、社会復帰が困難になる障害のことを

高次脳機能障害と呼ばれています。

 

高次脳機能障害の中には、画像所見によって確認することが困難な場合があり、

かかりつけの病院では適切な診断が受けられず、大学病院の脳神経外科に行ってはじめて高次脳機能障害であることが分かったという例もありますから、頭部へ 衝撃を受けた場合や、何か様子がおかしいと感じた場合には、早期に適切な設備のある専門的医療機関で検査・治療を受けてください。

 

また、交通事故によって高次脳機能障害となってしまった場合には、

このようにそれが高次脳機能障害であると気づかれない場合の他、その評価が難しいことから、

後遺障害として適切な等級が認定されていないケースがあります。

 

高次脳機能障害となってしまった場合には、人格変化や認知機能障害等の様々な症状によって、

仕事や日常生活に重大な支障を来してしまうわけですから、

適切な等級が認定されるとともに、介護費用等を含めた補償が十分にされることが重要です。

 

 

高次脳機能障害の補償問題でお困りの場合には、

弊所でも交通事故のご相談を多数取り扱っていますので、お気軽にご連絡ください。